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栃木の山奥におっさん9人で温泉を掘りに行った話

Twitterで何度か告知しておりましたが、
先日、栃木のクソ山奥の「温泉掘りツアー」に出撃してきました。
今日はそのレポートをしたいと思います。

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こういう所に行きます。







以前、Yahoo!の連載で同じ場所に行ったのですが、
雪が積もってるし道もよくわかんないしで結局温泉にたどり着けずに失敗したので、
今回はそのリベンジであります。



その時の記事

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みんな一度はやってみたい!野湯の手掘り温泉を大調査!
http://promo.search.yahoo.co.jp/articles/2014/01/tantei_21.html



ちなみに今回のツアーを募集にするに当たっては、
「TRIP」というサービスを利用しました。
参加費をクレジットカードで自動で決済してくれる素晴らしいやつであります

知らない人からのメールで「行きます」という参加表明だけなら気軽すぎて少し不安だし、
かと言って事前振込にしちゃうのもハードルが高すぎるので、
FBでログイン出来てクレジットカードで決済できるのは「ちょうどいいくらいのハードル」なのかも知れない。

TRIP

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https://trip-u.com/



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AM6:00 上野駅前



そんなわけで早朝の上野駅前に集合した、TRIPで集められた9人のおっさん達。
主催しておいてこんな事言うのもアレなんですけど、
この人達は他にやる事なかったんでしょうか?



恋人と公園にピクニックに行くとか、美術館を巡るとか他に有意義なものなんていくらでもありそうなのに、
貴重な休日をこんな気が触れたツアーに費やすとか可哀想すぎる。
温泉に入りたいなら箱根にでも行けば良いのに。



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そしてこちらが今回のツアーの出発点となる「湯沢噴泉塔歩道入口」
ここから山道を2時間程度歩いた所にある「広河原」が今回のツアーの目的地となる、
源泉が湧いているポイントになります。


あ、ちなみに「ここがツアーの出発点です」とかサラッと書きましたけど、
ここに来るまでに車で片道4時間かかってますからね。
朝6時に出発して着いたの10時。


日光駅の前でコンビニを見つけて、


「あ、コンビニ寄ります?」


「まあ目的地まであと30kmもあるし、もうちょっと先のコンビニで良いんじゃないですかね?」


みたいな会話の上でコンビニをスルーしたのに、そのあとこの噴泉塔入口に着くまでコンビニが一軒もありませんでしたからね。
一時間くらい走ってコンビニが一軒も無いってすごくないですか。




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途中の見晴しの良いところでパチリ。


なんかとんでもない所に来てしまった


みんな口には出さないけど薄々感づいているのかも知れない。

元々お昼ご飯はコンビニなどで食糧を買い、目的地に着いた時に食べようという話だったので、コンビニが無いとは言え食糧を補給しないわけにはいかず、仕方無く途中の商店で食べ物を調達。
缶詰などの保存食しか売ってない。



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途中の商店で「サトウのごはん」や「サバ缶」といった、おおよそハイキングから程遠い食糧を買い込む一行。
僕は腐りかけのバナナとリッツを購入(バナナは安くしてもらいました)

「なんか、遭難した時に便利そうな食べ物ばっかりですね」

「それを言うな」



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そんなこんなで4時間かけて上野からやってきたおっさん9人。
「ひょっとしたらとんでも無く大変なやつに巻き込まれたんじゃないか」という事をひしひしと感じつつ、噴泉塔入口から山に入る。
持ち物は虫よけスプレー、森林香(蚊取り線香の強力なやつ)、熊除けの爆竹などなど。



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ちなみに蚊取り線香はこうやって両側から火をつけると効果が倍になります。もちろん持続時間は半分になるけど。
予備の蚊取り線香は大量に持ってきてあるので贅沢に使う。
まだ早い時期とは言え蚊も大量に居るので蚊取り線香が無いとつらい。



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この噴泉塔入口から噴泉塔まで、一応は「ハイキングルート」として整備された過去があるのですが、
土砂崩れなどもあって現在はあまり手が入っておらず、かなり険しい道を歩く羽目になります。



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この、目印となるピンクのリボンを頼りに、迷わないように山道を歩く。
先駆者がこうやって迷わないように目印をつけてくれている事が。
ある意味この目印が無いとまず迷うという事を暗示していて、
山道の厳しさがご理解頂けるでしょうか。



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丸太の橋を渡ったり、



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えらく急な斜面を登ったり、



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こんな風に倒木の間をくぐったりする。
なにこれ?アスレチック?


ちなみに反対側は落ちたら思いっきり死ぬような切り立った崖です。




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「お!こっちが噴泉塔か!」



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まあ、道が無いんだけどね。
もう帰りたい。



終始こんなノリで、
先に進むためにはこの川を何度も渡河しなければいけません。

事前にネットで、
「川の水はくるぶしくらいまでなので長靴を持ってきた方が良いです」みたいな情報を得ていたのでノリノリで長靴を用意していたのですが、



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実際に渡ったらこんな感じですからね。どこがくるぶしまでなんだ。
長靴無意味すぎる。
「お前のくるぶしはヒザについてんのか!」って書いた人を怒鳴りつけてやりたい気分でしたけど、
連日の雨で単純に水量がめっちゃ多かったみたいであります。



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そんなわけで川を渡る事6回
持ってきた長靴はまるで役に立たず、全員靴やらズボンやらをビッショビショにしながらほぼ無言で歩く。
みんな口には出さないけど「俺、何やってんだろう…?」ってずっと自問自答してたと思う。




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更に歩く




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どんどん歩く



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ひたすら歩く



そして2時間後……



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遂に源泉を発見ーーーーーーーーーー!!!




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お湯が透明で見づらいけど、
勢いよく温泉が湧いててそこだけ色が変わってるのがわかるでしょうか。

しかし、事前にネットで調べた感じと違う気がする。
ネットの写真だと、




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こんな感じで川が流れていたのに、



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今はこんな感じになってる。水量も相当多い!




これでどうやって温泉に入るんだ……!


とおっさん一同に一瞬絶望が走ったが、




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こちらに置いてあったビニールパイプを駆使、
河原の石でなんとなく湯船っぽいレイアウトを作った上にレジャーシートを投入して湯船を制作完了!



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じゃん!露天風呂が出来たーーーーー!!



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ちなみに源泉の温度は55度くらい。
硫黄臭がすごいけど無色透明の良いお湯であります。手触りがめっちゃよかった。




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早速フルチンで飛び込む一同。
「冷たい」だの「熱い」だのって騒いでいたけど、
所々、川の水が流れ込んでくるのを微調整する内に湯温も安定。



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反対側から見た光景。
土人の集落みたい。



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「疲れが吹っ飛ぶわ……」

と言いたい所ですが、4時間運転して2時間山道歩いた疲れが10分温泉に浸かった程度で吹っ飛ぶわけがない
僕温泉入ってる間ずっと足がつってましたからね。
転んだりもしたので体の節々も痛い。




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交代で温泉に入りつつ、サトウのごはんと缶詰、というおおよそハイキングらしからぬランチで腹ごしらえ。
これからまた片道2時間かけて戻らないといけないことを考えると贅沢は言っていられない。




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そして帰り道。
僕らがフルチンで露天温泉に入っていたら、
カップルさんがやってきて「これが温泉ですか?」などと言うので、
「良かったら使ってください」と温泉と後片付けを託し、ゴミをまとめて復路に出発。



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温泉で温まった体も、まだ冷たい川の水に再度さらされる事で一瞬で冷えるのである。



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ただし帰り道は下流に向かって歩く事から自然と下り道が多くなり、
来た時よりかは幾分楽だったかも知れない。




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しかしながら僕は着いてからも東京まで4時間も運転しなければいけないのだ。

休憩中に「思い付きで企画したやつがこんな事になってごめんね……」

なんてな事を言いながら、びしょびしょになった靴をガッポガッポ言わせながら、
またひたすら歩くのである。




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もう少し!




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ちょうど体力の限界が来た」というタイミングでなんとか車まで到着!

はっきり言って今回のツアーは無意味この上無い。
山に登りたいだけなら片道4時間も車を走らせる必要は無いし、
温泉に入りたいなら箱根にでも行けば済む話なのである。




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帰りの道中はずっと「もう二度と行かねぇ」なんて事を口々に言うし、
みんな疲れて泥のように寝ているんだけれども、



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それでも帰りに寄ったラーメン屋で「あそこが辛かった」みたいな話をしている時は、
不思議と楽しそうにも見える。


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(帰りに寄ったラーメン屋でたまたまつけたテレビを見て「今日行った所が映ってる!」とはしゃぐ僕。勘違いでした

人間と言うのは不思議なもので、辛かった経験って案外すぐ忘れるものだけれども、
たぶんきっとこの先、今日あったこの体験については、気付いたら「つらかったけど楽しかった思い出」くらいに変換されるのかも知れない。

そんなわけで今回のツアーは怪我も無く無事に終了。
皆さんも、こういう感じの、無駄極まりないツアーに一度チャレンジしてみるのも良いかも知れません。




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何故なら、夏はもうすぐそばまで来ているからだ!!



TRIP

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https://trip-u.com/


栃木の山奥におっさん9人で温泉を掘りに行った話」への12件のフィードバック

  1. よっぴーさんのブログを見て、ネットで新しいビジネスを作れないかなぁと思いました。
    今回の内容はかなりヘビーでしたが、もう少しライトな内容でいけないですかね?たとえば、「田舎者のための少しディープな東京案内」と言って、普通の東京案内で行くようなスカイツリーじゃなく、昼からやってるキャバクラに行くとか、(笑)
    僕は田舎者なので、東京にも年に数回しか行かず、行くところも渋谷や新宿といったメジャーなところなので、そういう企画があったらぜひ行ってみたいです。
    もしかしたら田舎だけじゃなくて、東京からも人が集まるんじゃないかなぁ。

    1. あんまし「ビジネス」って感じにしたくないんですよね。
      やっぱし読者の人から直接お金を頂くのはなんか抵抗あるんだよなー。
      最近の風潮はそうでも無いんでしょうけど、僕がネットはじめた頃は「お金取るなんて何事だ!」みたいなノリがあったもので……。
      ただそういうイベントは面白そうなので是非やってみたい所ですね

  2. なんだかんだで、みんなヨッピーさんに会いたかったんですよ
    そーゆーことにしときましょうや

    1. 帰り道で「こんなやつに会いに来るんじゃなかった…」って恨まれてそうですけどね

  3. こんにちは!ヨッピーさん尊敬してます!
    いきなりですが強靭な精神力を保つコツとはなんでしょうか?

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