マクドナルドが「ヤバい」理由を考える。

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なんか色々見るとマクドナルドがヤバいそうです。
まあ「ヤバい」と聞くと「おっ!高円寺のピンクサロン嬢のフェラチオテクニックの事かな?」
と早合点してしまいがちな読者諸君には残念なお知らせではありますが、
「ヤバい」のはフェラチオテクニックの事ではなくマクドナルドの経営の事だそうです。







マック、連続で減収減益…社長「差別化出来ず」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140206-00000953-yom-bus_all

マクドナルド、営業利益半減=客離れや競争激化響く
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140206-00000133-jij-bus_all



まあハンバーガーの値段を上げたり下げたり、
メニュー表を出したりひっこめたりと、マクドナルドの迷走ぶりと言えばお盆正月に続く国民の行事みたいなものなので今更何を言わんや、
という所ではありますが、
ポテトにチーズをドバドバかけて「ブタのエサでござーい!」とばかりに我々の前に差し出してくるマクドナルドの混迷ぶりから見るに、
「迷走してる!!」「迷走してるゥー!!」とノリノリで囃し立てていたネット民諸君にも、
「おい……、本当に迷走してるじゃん……」
といささか心配される始末でありまして、
これを見るに「マクドナルドの経営者連中が【何をどうすれば良いか】をマジでサッパリわかってないらしい」
という事実に皆が気付き始めたのではないでしょうか。


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・マクドナルド理論

少し脱線しますが、ここで「マクドナルド理論」なるものを紹介したいと思います。


「ランチどこに行く?」という話になった時、「マクドナルドに行こうよ」と提案すると、
満場一致で「マクドナルドはやめようよ」と返され、その後の議論が活発になる、という理論です。

この理論を提唱するbellさんによると、「実行可能なアイデアの内、最低のもの」を提案する事によって、
その提案を回避したい他の人から良いアイデアが出てくる、というものだそうですが、
この「最低のもの」の代名詞としてマクドナルドが使われているのに、それほど違和感を覚えない事に今のマクドナルドの「ヤバさ」が現れている気がします。


「マクドナルド理論」を使うとより優れたアイデアが出てきてプロジェクトが進行する-GIGAZIN
http://gigazine.net/news/20130502-mcdonald-theory/



まあマクドナルドなる一流企業の経営者の皆様におかれましては独身無職33歳の僕の言う事なんて「委細承知の上」という事なのかも知れませんが、
1消費者の意見としてアンケート表を見る感覚で読んで頂ければと思います。





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・僕がマクドナルドに行かなくなった理由


こないだ「iPhone6の行列に世界最速で並ぶ」という茶番をする時、
顔を白塗りにするために渋谷センター街のマクドナルドに食べに行った時の事を思い出してみます。
まず広くも無いレジ前に並ばされ、
「順番はこれで良いのかな?先に並んだ人を抜かしてないかな?それとも抜かされてないかな?」
という事に気を配りながらレジ前に着いたら、
今度は後ろに並ぶ人のプレッシャーを受けながら短時間でオーダー。
商品の乗った、不安定なトレイを抱えながら階段を上り、
上から降りて来た女性グループとトレイの上のものをひっくり返さないように気をつかいながらすれ違い、
「2階…は空いてないか」「じゃあ3階、お。あそこ空いてる」と見つけた空席にいそいそと近寄ろうとするも、
これまた女性グループと狭い店内ですれ違いつつ、
やっとこさ椅子に体を落ち着けてハンバーガーにありつける、というのがマクドナルドの現状。

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マクドナルド渋谷センター街店


ええとね、億劫なんですよね。マジで億劫。せっかちの僕としてはめっちゃイライラしたもの。
店員さんには申し訳ないけど「やっぱマクドナルドはダメだわ」って思った。



・2種類のマック利用客


マクドナルドに行く客層って、2種類あると思います。

1つは、ハンバーガーを食べたい人達。

しかしながらマクドナルドのハンバーガーとモスバーガーを比べた時、
「マクドナルドの方が美味い!」という人はどう考えても少数派であります。
「マックとモスどっちが好き?」みたいな知恵袋の質問を覗いて見ても8割がたモス派。

少数派であるマック派も何故マック派か、と言うと「モスは待たされるから」「モスは高いから」というようなもので、
「マクドナルドの方が美味しいから」という味の観点でマックに軍配を上げた人はほとんど居ません。

モスバーガーやらフレッシュネスは元より、下手したらロッテリアにも「味」で負けているのではないでしょうか。
この時点で「ハンバーガーを食べたい人々」の中での【最低の選択肢】がマクドナルドに行く事」である事は容易に想像できます。



2つは、マクドナルド、という「場所」を利用したい人達

放課後の高校生なんかもそうだと思いますが、
気軽に利用できる、おしゃべり拠点としてのマクドナルド、であります。
別に高校生でなくとも、近くに適当な喫茶店が無いサラリーマン、
ちょっとPCを出して作業したい時なんかにマクドナルドは確かに便利です。
便利ですが、これも残念ながら「最低の選択肢」がマクドナルドである事は否定できません。


例えばサイゼリヤ。
値段もマクドナルドとそれほど変わらないのに、
サイゼリヤなら店員さんが案内してくれるから自分で席を探してウロウロする必要も、
テーブルを自分で片付ける必要も無い。座席だってマクドナルドほどチャチい椅子じゃなければ、
長居する人向けにとって嬉しいドリンクバーだってある。



仮にマクドナルドとサイゼリヤが2つ並んで建っていた場合、
高校生が「おしゃべりする場所」として選ぶのはまずサイゼリヤでしょう。
マクドナルドの強みってwifiが使える事くらいしかない気がする。


実際、僕もちょっとパソコンを出して作業したいな、とか、座って打ち合わせがしたい、ってなった場合、
ルノワールを探してスタバを探して、ドトールを探してサイゼリヤを探して、それらがどうしても無い場合にマクドナルドを仕方なく使う、ってくらいです。
ここにおいても「おしゃべり拠点を探している人々の中での「最低の選択肢」がマクドナルドに行く事」なんです。
少なくとも僕にとっては。



・選ばれないマクドナルド


まあそんなわけで、「ハンバーガーを食べたい人」にも「場所を利用したい人」にも、
ファーストチョイスとして選ばれて無いのがマクドナルドの現状でして、その上値段も高くなった、となったらそりゃ消費者はマクドナルドを選ばないわ。
だって、マクドナルドを選ぶ理由がマジで無いんだもの。言ってみれば他にライバルが居ない状況でようやく使われるっていう感じでしょうか。
値上げによって「安い」という大きなアドバンテージはほとんどなくなっちゃいましたし。これは相当大きい。



でもね、考えてみたんですけど、子供の頃ってみんなマクドナルドが好きだったじゃないですか。
僕の家は「体に悪い!」とか色々うるさい家だったんで、あんまり両親には連れてって貰ったりはしなかったんですけど、
友達の親父にどこかに連れて行って貰ったりすると、お昼をマクドナルドで食べたりする事があって、
滅多にハンバーガーを食べられない僕にとってそれはそれは嬉しいし楽しい出来事だったんです。



で、その楽しい楽しいマクドナルドのイメージが、なんであのトレーを両手で持ってウロウロしてるイメージに変わったのか、
ってよくよく考えてみると、マクドナルドの郊外型の店舗と駅前の店舗の違いなんじゃないかと思ったの。



・マクドナルド駅前店と郊外店


子供の頃のマクドナルドって、基本的には大人に連れて行ってもらう所だから車で行ったりするわけですよ。
だから必然的に行くマクドナルドは「郊外型」のマクドナルドになる。



駐車場がついてて、ドライブスルーがあって広い店内で、っていう、
国道沿いによくあるタイプのマクドナルド。


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マクドナルドの郊外型店。

あのマクドナルド、確かに楽しいんですよね。
狭い店内を縫って空いてる席を探さなくていいし、レジ前にもちゃんと並ぶスペースが確保してある。
なんなら子供が遊ぶスペースがある店舗だってあったり。



そういうマクドナルドで育った子供は、絶対マクドナルドに対して良いイメージを持っているはずなのに、
これが高校生になって電車通学するようになったり、都会に引っ越してきたりすることで、
「郊外型」で育った子供たちが「駅前型」を利用するようになり、
せっかくの「楽しいマクドナルド」のイメージが、あの狭い店内をトレー持ってウロウロする「億劫なマクドナルド」のイメージに書き換えられてしまうんです。


これ、もったいなくないですか。せっかく幼少時代っていう、人格形成に強烈な影響を与える時代に与えた「マクドナルドの良いイメージ」を自分の手でぶっ壊してるんですよ。
普通、お客さんがたくさん来る都心部の店って、めちゃくちゃ気合いを入れていわゆる「旗艦店」みたいな扱いをするわけじゃないですか。
ユニクロだってそうだし、ヤマダ電機ですらそう。
一番お客さんが来る店こそ、一番お客さんに良いイメージを与えなきゃいけない、それなのに、マクドナルドは渋谷センター街っていう、
超都心の店であの狭い店内とスレ違うのも難しい階段を利用した店舗を展開してるんです。トイレだって汚い。


もちろんマクドナルドもその辺は理解してるのか、マックカフェなるシャレオツな作りの店を増やしたり、
ソファ使ってゆったりとした作りの店を増やしたりしているみたいですけど全然追いついてない。
通路が広くて、ゆったりと座れる、なんて言わばお店として当たり前の話だからね。
それがあの億劫なマイナスイメージを消し去るほどの楽しさを上書きしてくれるかっつーとそうでもない。


まあ顔面を真っ白に塗ったキモいおっさんの利用なんてこっちからお断りでござい、ってなもんでしょうけど、
そんなわけで首脳部の皆さんはもう少しまともに、自分達にとっての武器、
他企業とガチンコ勝負した時に「これだけは負けない」っていう武器についてもう少し考えた方が良いんじゃないかしら、と思った次第であります。
マクドナルドの店員さん達はみんなテキパキ働いてて純粋に「すごいな」って思えますので、
そういう環境下で働いてる店員さん達が可哀想だわ。



マクドナルドが「ヤバい」理由を考える。」への6件のフィードバック

  1. 確かに学生時代にマックを使ってたのは値段が安いから。そのアドバンテージが無くなった今では全く利用しなくなりましたね。

  2. マクドナルド、食べたくないけど、子供がハッピーセット目当てに毎週行きたがります。
    あと、アレルギー表示がHP等で充実しているので、食物アレルギーの子をもつ職場の同僚がお子さんと楽しげに利用していました。価格も安いからだと思いますが。

  3. マックのPCサイトの、縦スクロールをさせない作りと、そのルールをずっと徹底しているところは、素直にスゴイと思ってます。

    でも、あと長居して心が痛まないのはマックくらい…、と考えて、あ、この思考もすでに底辺の証だな、と。

    そしてヨッピーさん、分かり合えないことが判明しました。
    ナゲットになにかソースつけるなんて、信じられない!

  4. 確かに小さい頃はマックって特別でしたね。たまにしか食べられなかったから。
    最近は機会はあってもごくたまにしか食べませんね。食べても100円マック。他のは高いし、そこまで美味しくないし(笑)、あと写真と違いすぎてガッカリします。窮屈さも頷けますね。
    利点が安さしかない!マックが廃れることは無いとしても離れる客は増加してるだろうなあ。

  5. 自分は昔からファーストフードの雰囲気が嫌で、特にマックは避けてました 深夜にマナーの悪い連中のたまり場になってるのが嫌でした

    店内で食べる場合、ビックマックにLサイスのドリンクとポテト載せたトレー持って狭い通路移動しながら席にたどり着く前に、見事に暴発した記憶があります

    自分の不注意もあるけど、あの店内の不便さは問題ですね
    ハンバーガーやナゲットも味というか、最近は品質自体危ないから食べたいと思わないです

    厨房で働いていた社員の方が「俺が客なら絶対に行かない」って言ってるほどですから

    ただ店員さんのサービス精神だけは文句ないです

    1. そうなんですよね…。原点に立ち返って店舗と味の向上を頑張って欲しいものですよ…!

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